ときどき相手がつまらないギャグを言ってくることがあります。
たとえば、おやじギャグです。
「電話に誰も出んわ」
「予約がようやく取れた」
「予想をするのはよそう」
ユーモアに乏しいおやじギャグは、面白みがなく、なかなか笑えないでしょう。
一瞬時間が止まったのかと思うほど、寒い雰囲気が漂います。
また、相手が言ったジョークが、スベってしまうこともあるはずです。
ウケるつもりで言った一言でも、意外とそうでもないことがあります。
そんなとき、どうするかです。
「寒い」
「つまらない」
「面白くない」
「くだらないよ」
「最低ですね」
冷たい態度になっていませんか。
たしかにくだらないギャグなら、冷たい態度になるのも無理はありません。
わざと冷たい態度で相手を懲らしめてやろうと思うこともあるでしょう。
しかし、その態度では面白い人になれません。
そのままテンションも下がり、場が盛り上がりません。
相手は「少し言いすぎたかな」「悪いことを言ってしまったかな」と思って、気まずくなるでしょう。
冷たい態度を見せると、ますます会話の雰囲気も悪くなってしまいます。
また、わざと冷たい態度で相手を懲らしめる考え方は、少し心が小さいと言えるでしょう。
別に人を傷つけるわけでもなければ、不快にさせるわけでもありません。
面白いネタしか受け入れない状態では、人付き合いも制限されます。
面白い人になりたいなら、こういうときこそ、腕の見せ所です。
つまらないジョークを言われても、積極的に笑っていくようにしましょう。
寒いおやじギャグであろうと、くだらないジョークであろうと、とにかく笑ってしまうこと。
面白いかどうかなんて関係ない。
面白いジョークに笑うのはもちろん、たとえつまらないジョークでも、積極的に笑っていきましょう。
面白いから笑うのではありません。
笑うから面白くなるのです。
とにかく笑ってしまえば、雰囲気が明るくなるので、後から面白さを感じてきます。
ますます会話が盛り上がって、ますます面白い雰囲気になります。
面白い雰囲気は、積極的に笑っていくことで作り出していけます。
たとえ下品な下ネタでも、笑ってしまえば面白くなります。
もはやあらゆるジョークを笑うくらいでかまいません。
どんなジョークでも受け入れるのは、面白くなる条件です。
面白くないジョークでも、積極的に笑っていく人が、面白い人になれます。