サッカー選手がすごいのは、試合中、ずっと走り続けていることです。
試合中、ボールに向かって、走るだけのスタミナはさすがです。
サッカーとは走り続ける試合ですから、プロのサッカー選手にもそれだけのスタミナが求められます。
スタミナが先に切れたチームが負けます。
スタミナが切れて、走りに陰りが見え始めたとたん、攻撃力も守備力も弱くなるからです。
点が決まるかどうかのポイントはそこです。
最低限、試合中を維持できる豊富なスタミナは、選手としての大前提です。
受験生でも同じです。
テスト中、問題に向かって回答し続けるだけの「集中力」が必要です。
試験中に集中力が切れてしまうと、頭の回転が急に鈍くなります。
頭がぼうっとしたり、くらくらしたりし始めると、普段はわかる問題がわからなくなり、凡ミスをしてしまうことになります。
集中力があってこそ、学力が十分に発揮できます。
大切なことは、試験中に切れない程度の集中力を普段から養っておくことです。
そのために必要なことは、普段の勉強時間を工夫することです。
できるだけ試験時間と同じくらいに設定しておきましょう。
もし、試験が90分間なら、普段の1セットの勉強時間も90分にしておきます。
試験と同じ時間の間、普段の勉強でも集中が継続できれば、本番でもうまくいきます。
もちろんいきなり長時間の集中が難しければ、短い時間から始めていきましょう。
30分くらいから始め、45分、60分というようにステップアップします。
慣れていくにつれて、次第に勉強時間も長くします。
最終的には、試験と同じ時間1セットの勉強をしておくようにしましょう。
試験中くらいは、切れない程度の集中力を普段から養い、本番でも維持できるだけの集中力を普段から鍛えておくのです。