試験が始まる前の光景は独特です。
2種類のタイプの人を見かけます。
「試験時間ぎりぎりまで勉強する人」と「直前だからこそ勉強しない人」です。
試験ぎりぎりまで勉強する人の気持ちは、言うまでもありませんね。
できるだけ長く勉強して、少しでもいい点を取りたい意気込みがよく伝わってきます。
しかし、直前だからとはいえ、勉強しないのはもったいないです。
まだ勉強時間があります。
完全に試験を諦めている場合でも、わずかに時間がありますから、少しくらい勉強ができるはずです。
逆のケースもあります。
十二分に勉強をして余裕を見せている人かもしれません。
試験前に余裕を見せてかっこつけようとする人に限って、本番では滑ります。
試験直前とはいえ、まだ時間はあります。
悪あがきは、かっこ悪くありません。
それは、まだ諦めていない熱意です。
悪あがきが、功を奏することもあります。
たまたま試験前に教科書で読んだことが、テストに出るかもしれません。
まぐれでも、偶然でも、運でもいい。
試験開始まで3分しかなくても、3分でできる勉強もあります。
悪あがきをしましょう。
試験前のほんの数分間に、わずかな希望を見いだそうとする人は、やはり試験でも報われます。
最後の最後まで、諦めないのです。