試験官が問題用紙を配っている間に、あなたは何をしていますか。
「何をするって、特に何もしようがない」
そう思い、ぼうっとする人がほとんどでしょう。
試験官が試験用紙を配っているわずか数十秒の間とはいえ、実はやることがあります。
「大きな深呼吸」という儀式です。
これには大きな意味が2つあります。
1つ目の理由は「脳に十分な酸素を供給するため」です。
これから試験問題を取り組むに当たって、まず脳に十分な酸素を供給しておく必要があります。
試験中は集中するため、脳でたくさんの酸素が必要です。
しかし、一方で、集中しているときは呼吸が浅くなりがちです。
せめて、試験寸前の問題用紙を配られている間に、大きな深呼吸をしましょう。
脳の働きがよくなり、よいスタートを切ることができるようになります。
2つ目の理由は「落ち着きを取り戻すため」です。
試験中に焦りながら問題を解いていると、うっかりミスをする可能性が高くなります。
うっかりミスを防ぎ、落ち着いて問題を解くことができるよう、問題用紙が配られている間に大きな深呼吸をしましょう。
試験の流れを左右する小さな儀式なのです。