私はこれまで大学受験や各種試験の勉強をした経験から、1つ思ったことがあります。
あなたが失敗する前に、ぜひ知っていただきたいので、この場を借りて紹介します。
参考書には、2種類あります。
参考書の中には、丁寧なことに、初めから太字やカラーで重要部分を強調しているものがあります。
重要部分が太字になっていたり、赤色で蛍光ペンが引っ張ってあったりなどして強調されている参考書です。
私は「色がついていると派手でなんとなく読みにくいな」という理由から、当初はシンプルな参考書を選んでいました。
文章を読みながら「自分が重要だ」と感じる部分には、好きな色で蛍光ペンを引っ張ったり、枠を作ったりして強調していました。
これが、とんだ失敗でした。
結論から言えば、初めから色がついていたり太字になっていたりしている参考書を選ぶべきでした。
自分が「重要」と思って蛍光ペンでチェックした部分は出題されず、チェックしていない部分のほうが出題されたからです。
このとき、ふと、気づきました。
「自分が重要だと感じる部分が、試験における重要部分とは限らない」ということです。
学び始めた学生ですから、どこが本当に重要なのかわかりません。
「ここが出題されるのではないか。ここが重要そうだな。この辺りがポイントかな」
推測しながら、蛍光ペンを引くことになります。
これはとても危険です。
往々にして、認識がずれていることがあります。
自分がそう思っているだけかもしれません。
一方、初めから強調部分がある参考書の場合、どの部分が重要なのかが一目でわかります。
しかも、外れることはありません。
参考書の著者は、その科目にたけた専門家です。
長年にわたって試験を研究し「試験に出る部分」や「押さえておくべきポイント」を熟知しています。
そういう専門家が考える重要部分が初めから強調されている参考書のほうが、はるかに頼りになります。
重要部分が一目でわかるので、受験生は大変助かります。
しかも初めから強調表示がされているため、後から蛍光ペンで線を引くという手間からも解放されます。
時間と労力の節約にもなる。
そうした理由から、参考書を選ぶときには、最初から強調されている参考書を選ぶことをおすすめします。