執筆者:水口貴博

人生を豊かにする30の気づき

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なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。

なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。 | 人生を豊かにする30の気づき

なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのでしょうか。

それは「当たり前」と思う心理に隠されています。

一般的に、重要であることほど、頻繁に目にします。

重要なことですから、日常のいろいろなところで見聞きできます。

人から聞いたり、本で読んだりします。

テレビで見たり、学校で学んだりすることもあるでしょう。

ここなのです。

日常で頻繁に触れすぎるため、脳が「既知」を「実施済み」と勘違いしてしまうのです。

当たり前だからできているとは限りません。

「知っている」と「できている」は別です。

「当たり前」と思うことを「できている」と勘違いして、見落としてしまう。

だから、大切であればあるほど、見落としやすくなります。

重要なことだから繰り返し強調した結果、見落としやすくなるという逆効果を生んでいます。

皮肉であり、難しい問題ですね。

そこで1つ、提案です。

あなたは本を読むとき、大切だと思ったところだけ、印をつけているでしょう。

もう1つ、条件を加えてください。

「大切だ」と思った部分だけ印をつけるのはでなく「当たり前」と思った部分にも印をつけるのです。

できれば「当たり前」と強く思った部分ほど、強調して印をつけてほしい。

「当たり前」と強く思うことほど、重要性が高い傾向が強いからです。

そうすれば、当たり前を見落とさずに済みます。

「当たり前だけど、できていない」という事実に気づき「次から行動しよう」と心がけるきっかけになります。

取り返しのつかないミスを、未然に防げるのです。

人生を豊かにする気づき(17)
  • 「当たり前」と思ったことに、赤ペンで印をつける。
なぜ、過去の栄光を自慢すると、むなしさを感じるのか。

人生を豊かにする30の気づき

  1. なぜ人の目は、前にしかないのか。
  2. なぜ「暇なときに会いましょう」という言い方では、会ってくれないのか。
  3. なぜ「全部好き」と答えてはいけないのか。
  4. なぜ服装によって、建物に入る前の脱着マナーが異なるのか。
  5. なぜ、あなたの人生は「いいね」の連続なのか。
  6. なぜ有名人には、薬物に依存する人が多いのか。
  7. なぜあの人は、あまり勉強していないのに成績がいいのか。
  8. なぜ旅行のときは、底力が出るのか。
  9. なぜ海を見ると、眠くなるのか。
  10. なぜアパレル店員は、積極的な接客を仕掛けてくるのか。
  11. なぜプロと呼ばれる人は「仕事に関係ない遊び」をしているのか。
  12. なぜハッピーエンドの最終回だけ見ても、感動できないのか。
  13. なぜ楽しかった過去を思い出すと、息苦しくなるのか。
  14. なぜあの参拝者は、拝むのが長いのか。
  15. なぜ人は、歴史の勉強をするのか。
  16. なぜ大きな仕事は、1人でやってはいけないのか。
  17. なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。
  18. なぜ、過去の栄光を自慢すると、むなしさを感じるのか。
  19. なぜ陳腐なギャグを笑えないのは問題なのか。
  20. なぜ世界が変わるのを待ってはいけないのか。
  21. なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。
  22. なぜ親は「ちゃんと食べてる?」とわかりきったことを聞いてくるのか。
  23. なぜ成功者は「あまり本を読んでいない」と答えるのか。
  24. なぜ奇跡は、いつも最後に起こるのか。
  25. 自分にとって悪い天候は、誰かにとって良い天候。
  26. 自分の名前の由来は知っていても、親の名前の由来を知っている人は少ない。
  27. 不採用になったアイデア同士を組み合わせると、素晴らしいアイデアが生まれる。
  28. 頂き物が温かいということは、近場で出来たてを買ったということ。
  29. 床を掃除することはあっても、天井を掃除することは少ない。
    最後に天井を掃除したのはいつですか。
  30. よく会うからといって親しいとは限らない。
    あまり会わないからといって親しくないとも限らない。

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