私は社会人になった今でも、ときどき書店の受験コーナーに立ち寄ります。
そのたびに最近の参考書は、大変よくできているので驚きます。
高校生向けの「今年の出来事の総まとめ」といった本は、某大学教授が書いた本より、はるかにわかりやすくて、ためになります。
読みやすい文章だったり、わかりやすい図表があったりして、見ているだけで面白い。
「自分が学生のときに、こういうわかりやすい参考書があれば勉強もやりやすかっただろうなあ」
今の受験生が羨ましくなります。
「わかりやすい、読みやすい、面白い」
三拍子が揃って勉強の調子がよくなると、だんだん教科書から参考書へと偏りがちになることがあります。
気づけば「勉強の中心が参考書になっていた」ということがあります。
たしかに大手から出版されている参考書はわかりやすく、読みやすく、面白いものが多い。
しかし、やはり勉強の中心は教科書です。
教科書こそ正規の試験範囲であり、文部科学省からの認可が下りているものです。
教科書を中心に進め、わからないところを補うために、参考書で補うというスタンスです。
「教科書が主役。参考書は脇役」
当たり前と思うかもしれませんが、日々、この役割分担がぶれないように進めていきましょう。