復習のタイミングは、1カ月以内です。
1カ月を超えて復習をした場合、短期記憶を保存する海馬から、記憶が消えてしまうので、新たに勉強し直すのと同じになります。
1カ月を超えた復習は、もはや「復習」ではなく「初めての勉強」になってしまいます。
ただし、すでに長期記憶になっている場合は、1カ月より後でも問題ありません。
ここでお話している復習タイミングというのは「初めて勉強したことへの復習タイミング」です。
初めて勉強したことは短期記憶として海馬に保存されているため、1カ月以内の復習は欠かせません。
さて、1カ月以内の復習と言っても、タイミングはさまざまです。
1日後、3日後、1週間後といろいろあります。
あなたはどのようなリズムで復習をしているでしょうか。
1カ月以内ならいつでもいいですが、やはり理想は「1週間後」です。
1週間という単位はリズムが整っているので、勉強タイミングの調整をつけやすいからです。
今週月曜に勉強したことを、来週月曜に復習をして、再来週の月曜にまた復習をするというタイミングで進めていけばいい。
月曜以外は、ほかの科目の勉強に充てればいいでしょう。
たとえば、月曜に社会、火曜に理科、水曜に英語、木曜に数学などを勉強します。
それぞれの科目の復習を、1週間後にすればいい。
7日間という1週間の基本サイクルを、あなたの勉強にも取り入れれば、リズムよく勉強を進めることができます。
自分でサイクルを作るのではなく、すべて存在するサイクルに、自分から乗ってしまえばいい。
1週間というサイクルに合わせて、勉強も復習も効率よく進んでいくことでしょう。