寝る前に勉強すると、勉強したことが頭に残りやすいと言われます。
これは「記憶の衝突」に関係しています。
睡眠中は新しいインプットがないので、すでに入っている記憶同士が衝突することはありません。
睡眠中の「レム睡眠」と呼ばれる夢を見ている時間帯は、起きている間に起こった出来事の記憶の整理をしている時間です。
夢を見ることで、起きている間に起こった出来事を整理しているから、夢は支離滅裂です。
掃除中の部屋は、いつもより散らかっているように、夢を見て記憶の整理をしている最中の脳も、いつもより散らかります。
夢の内容が支離滅裂なのは、出来事の整理をしている現場を目撃しているからです。
しかし、整理ができれば、部屋と同じように、ものを探しやすく取り出しやすくなります。
記憶も同じように、寝る前に記憶したことは定着しやすく、思い出しやすくなります。
難しい暗記ほど、寝る前が効果的です。
暗記が伴う勉強は、寝る前がいいのです。