知識だけでは、単独の記憶です。
それだけでは、単独の知識なので忘れやすくなります。
記憶力を高めるためには、由来・理由を調べることがコツです。
知識同士が結びつき、記憶が幅や奥行きを持ったネットワークになるからです。
自分の生活に生かせるようになります。
たとえば、フランス史には、国王であったルイ16世がギロチン台で処刑されたという歴史があります。
フィクションではなく、過去の本当にあった話です。
それだけを覚えるのでは、単なる知識で「へえ、そうですか」と思い、味気なく忘れやすくなります。
歴史の勉強をするときには、王様なのに、なぜ処刑されたのかという「理由」も調べます。
歴史が動くとき、必ず「理由」があります。
そのほとんどは、人間の「むかつく」という感情です。
歴史は常に、人の感情によって動いています。
当時のフランスは、国からの重税に苦しんでいました。
国王ばかりが華やかな生活を送っていたことに平民は腹を立てて、王をギロチンで処刑したという経緯があります。
理由を調べてわかると「なるほど」と納得でき、歴史の深さを感じることができ、勉強も面白くなります。
理由がわかると「同じことが二度と起こらないように」と、参考にできるでしょう。
由来や理由がわかると、いいことも悪いことも、自分の生活に生かせるようになります。