執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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記憶力は、朝食後に高まる。

記憶力は、朝食後に高まる。 | 記憶力を高める30の方法

1日24時間とはいえ「記憶力が高まる時間帯」と「記憶力が弱くなる時間帯」があります。

記憶力が最もよくなる時間帯は、朝食後です。

理由は、ブドウ糖が関係します。

ブドウ糖は、脳の唯一の栄養素です。

体の筋肉や内臓器官などは、多数の栄養素を必要としますが、脳が必要とするのは、ブドウ糖のみです。

たとえば、体重60キロの人がいて、脳の重さが1,400グラムとしましょう。

この場合、脳は、全体重のたった2パーセントしかありません。

しかし、2パーセントしかないにもかかわらず、カロリー全体の20パーセントも消費するところです。

睡眠中は食事をしないため、脳は栄養不足になっています。

朝食を食べてブドウ糖を吸収すれば、しばらくして、記憶力は最も高くなります。

十分に睡眠を取ったおかげで、脳の疲れが取れている状態です。

朝食によってブドウ糖が補給されれば、脳は最高の仕事を発揮します。

ゆえに、勉強ができる人ほど、朝に勉強をしています。

朝に勉強するほうが、記憶力がよくなることを経験的に気づいているからです。

また逆に、記憶力が弱くなる時間帯があります。

夕方や夜です。

理由は単純で、疲れているからです。

日中の疲れがたまり、頭の回転が鈍くなります。

成績が悪い人ほど、夜に勉強しようとします。

「夜は静かだから集中できるだろう」と思いますが、実際は勉強中に眠くなり、気づけば朝になっています。

もちろん昼食後や夕食後でも、ブドウ糖が補給された後の脳は、活動的になります。

しかし、昼を過ぎた後は、日中の疲れがいくぶんたまっているせいもあり、食後の眠気は大きくなります。

昼食を食べた後、猛烈な眠気に襲われたことはありませんか。

ブドウ糖が脳にいいとはいえ、眠くなっては仕方ありません。

ゆえに、勉強するなら朝食後が一番なのです。

記憶力を高める方法(25)
  • 朝食後に勉強する。
勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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