執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。

体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。 | 記憶力を高める30の方法

あらゆる学習法の中で、一番吸収が早く、理解も早く、かつ忘れにくい勉強法があります。

これは、古今東西、どんな人にも共通する究極の学習法です。

自分が、体験をすることです。

圧倒的に一番効果的な覚え方は、これしかありません。

これほど五感を強く刺激して学ぶ方法はないからです。

目で見て、耳で聞いて、自分の手足を動かして感じることで、記憶にも強く残ることでしょう。

自分が体験することが一番いい。

たとえば、野球のルールについて勉強するときです。

ルールブックを読んだり、写真を見たりして理解したところで、実際に野球とは何かと言われても、うまく説明ができません。

それより、自分がユニホームを着て、実際に野球を楽しむのが一番です。

細かいルールは体験しながら学びます。

細かいルールでも、実際に体験すると忘れません。

恥をかくことを恐れない姿勢があれば、素晴らしい早さで野球について勉強できるはずです。

それは、歴史の勉強でも同じです。

教科書だけを読んでいると、誰かの作り話を読んでいるようで、過去に起こったという歴史の実感が湧かず、肌で感じられません。

しかし、修学旅行や家族旅行などのタイミングを利用して、歴史の名所を実際に訪れてみると、意識が変わります。

自分の目で歴史的建造物を見たり、触ったりできれば、過去の歴史の深さを肌で感じることができるはずです。

世界文化遺産の1つである、広島の原爆ドームを実際に訪れると、第2次世界大戦がいかに悲惨であったかがわかります。

ぼろぼろの原爆ドームを見れば、戦争という悲劇を繰り返さないようにしなくては、という平和意識まで持つようになります。

本だけでは得られない、喜怒哀楽の感情すら湧き上がってくるのが、体験の良いところです。

実際に体験したことは「頭の知識」と「体験」とが感情を伴って、リンクします。

リンクができれば、一生忘れないほど強く記憶に残ります。

もちろん体験・経験をした後は、歴史の勉強もスムーズにはかどることでしょう。

そのくらい、体験に勝る勉強はないということなのです。

記憶力を高める方法(14)
  • 体験する。
記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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