執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。

感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。 | 受験テクニックを磨く30の方法

記憶力をアップさせるために、音読をすればいいというコツはすでにご紹介しました。

さて、その音読にさらに効果を付け加えてみましょう。

音読をするときのコツは「感情を込めて声に変化を持たせること」です。

やはり大きな声のほうが効果は大きいですが、小さな声でも効果があります。

声に抑揚をつけるのもポイントです。

たとえば、英単語を覚えるときには、単語の意味を込めて音読してみましょう。

気持ちを込めて音読したり、抑揚をつけたりなどの工夫をすると、より記憶の効果は強くなります。

「angry(怒り)」という単語を覚えるときは、怒りを想像しながら音読します。

少し大きな声で、乱暴な口調で発音してみましょう。

また「melancholy(憂鬱)」という単語を覚えるときには、憂鬱で元気がない状態を想像しながら音読します。

歴史の勉強でも大いに威力は発揮します。

歴史の教科書では、出来事が淡々と書かれています。

しかし、そこに登場する人物が戦いに挑むからには、登場する人物に喜怒哀楽があるはずです。

「絶対にこの戦には負けられない」という武将の顔や表情を思い浮かべながら本を読みます。

登場人物の心情は、自分で適当なイメージで結構です。

大事なことは、気持ちを込めることです。

登場人物の心情を想像しながら音読すれば、歴史の流れが頭に入りやすくなります。

感情が伴うと、脳は覚えやすくなる法則にも一致します。

また、勉強への印象も大きく変わります。

無味乾燥だと思えた歴史への印象が急に変わります。

「感動の連続ばかりではないか」と思え、楽しくなるのです。

受験テクニックを磨く方法(25)
  • 感情を込めて、無味乾燥な勉強に色をつける。
音読だけで満足しない。
特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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