記憶力を高めるための、意外な方法を、1つご紹介します。
ノートを取らないことです。
ノートを取らない代わりに、教科書1冊に絞って、勉強を進めます。
なぜそうするのか、わかりますか。
復習する量が少なくなるからです。
私たちが復習といえば、ほとんどがノートです。
復習する量が多ければ復習にも時間がかかり、覚えにくくなります。
しかし、復習量が少なければ勉強に対する労力も少なくてすみ、もちろん覚えやすくなります。
私たちは学校の授業で、先生が黒板に書くことを、そのままノートに書き写して、勉強の復習に使います。
しかし、ノートを取るほど、見直さなければならない量が増えます。
ノートが1冊で終わればいいですが、3冊にもなってしまうと、教科書よりページ数が多くなります。
見直すノートの量ばかりが増えるため、逆に覚えにくくなってしまいます。
しかし、考えてみましょう。
先生が黒板に書くとはいえ、教科書の内容から大きく外れた内容は書きません。
もし外れたとするならば、雑談でしょう。
通常、黒板には、教科書の内容に先生がほんの少し手を加えて、教科書に書いていることを書き直しているにすぎません。
ノートに書かれていることは、すでに教科書に書かれている内容です。
ノートは一切取らなくても教科書だけで十分です。
黒板を見なくても、ノートに書き写さなくても、本当は教科書1冊だけで十分です。
記憶力のいい人は、勉強の範囲を徹底的に絞り、復習の量を少なくします。
そのためには、ノートは一切とらず、教科書だけで勉強します。
私たちは、成績を上げるためにノートを一生懸命にとります。
しかし、実は、ノートを取らないほうが、成績は上がってしまうのです。