執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。

他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。 | 記憶力を高める30の方法

成績のいい友人を羨ましがり、成績が悪くなるよう、邪魔をしようとする人がいました。

自分より成績がいいので、しゃくに障るのでしょう。

成績の善しあしで順番が決まってしまうのは、人としての価値を決めているようです。

もちろん決してそういうことはありません。

ただ、成績が数字として表現されて差ができることは、テストのいいところでもあり、悪いところでもあります。

学生時代に実際にあった話ですが、他人を蹴落とそうとする人ほど、成績は悪くなる光景を、何度も目にしてきました。

蹴落とす人の成績がよくなったというところを見たことがありません。

それどころか、他人を蹴落とそうと一生懸命になる人ほど、その人の成績は下がっていきました。

これには、きちんとした理由があります。

貴重な勉強に向けるパワーを、蹴落とすために使っているため、肝心の勉強のときに力不足になってしまうからです。

人を羨ましがったり、蹴落としたり、恨んだりするマイナスのパワーは、思ったより膨大なエネルギーを消費します。

他人の不幸のためにエネルギーを使うくらいなら、まず自分の勉強のために使うのが一番です。

一方、逆のパターンもよく目にしました。

人の成績が上がったことを喜ぶ人は、なぜかその人の成績も上がるという現象です。

これにもきちんとした理由があります。

成績が上がったことを喜べば、その人と仲良くなり、人間関係が向上します。

お互いに情報を交換し合って、助け合えます。

成績が上がったくらいですから、自分が知らなかったことやわからないことを教えてくれる可能性は十分に考えられます。

一段と勉強がはかどるようになります。

人間関係もよくなり、成績も上がるという二重の喜びがあります。

喜びがあれば、勉強も楽しくなります。

誰かの不幸を祈る勉強より、誰かの幸せを喜ぶ勉強が長続きして、成績も上がるのです。

記憶力を高める方法(21)
  • 他人の成績アップを、自分のことのように喜ぶ。
覚えようと意識しないと、覚えられない。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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