「効率よく勉強法を学ぶため」には、どうすればいいのでしょうか。
的を射たことわざがあります。
「一芸は道に通ずる」という言葉です。
一芸は道に通ずるとは、1つの芸を極めた人は、ほかの道にも通用するという意味です。
効率よく勉強法を学ぶためには、まず一芸を徹底的に極めることです。
まず自分が好きな科目でも、得意な科目でもいいですから、1つに絞ります。
高得点まで点数が取れるまで、徹底的に磨き上げることです。
たとえば、英語の勉強を例にあげましょう。
英語で有名なTOEICの試験で高得点が取れるようになるまで、徹底的に勉強をします。
100パーセントのスコアが取れれば一番いいですが、完璧まで仕上げるのは現実的ではありません。
90パーセントくらいの完成を目指せばよいでしょう。
90パーセントまで英語力を仕上げるためには、ささいな勉強では不可能です。
90パーセントという高い完成を目指す過程において、あなたはさまざまな勉強法を試して、工夫を繰り返すことでしょう。
音読したり、書いたり、他人に教えたりなど、勉強法とはいえ、多くの方法があります。
たくさんの勉強法の中でも、1つくらいは「手応えのある方法」「自分に合った勉強スタイル」が見つかるはずです。
十人十色ですので、自分に合った勉強法は、やはり自分で体験して感じるのが一番です。
たくさん試す中で自分に合った勉強法が見つかれば、しめたものです。
2つや3つもあれば、御の字です。
90パーセントまで得点が取れるようになれば、あなたはおそらくいくつかの「効率のよい学び方」を見つけたということです。
英語で身につけた「勉強法」は、ほかの科目にも応用すればいい。
それが「一芸は道に通ずる」ということです。
1つの道は、ほかの道に通じます。
初めからすべてをマスターしようとするのではなく、まず1つだけマスターしようと心がけます。
1つをマスターできたときの方法は、ほかの道にも通じるようになります。
生まれつきの頭の善しあしは、関係ありません。
個人の努力によって、勉強は決まるのです。