トラブルが起こったら、どうするか。
それが問題です。
普通にトラブルとして受け止めるのもいいですが、ちょっと面白くする工夫があります。
そのトラブルに「事件名」をつけてみてください。
世間で事件が起こると、マスコミが勝手に事件名をつけることがありますが、それと同じ感覚です。
トラブルが起こったときは、トラブルの特徴を反映した名前をつけましょう。
できるだけユニークで面白い名前をつけてみるのがおすすめです。
ある金曜の夜、居酒屋で会社の同僚と飲んで、べろんべろんに酔っ払いました。
千鳥足で帰宅して、そのまま眠りに就きました。
朝起きたら、そこは玄関でした。
どうやら玄関で一晩過ごしたようです。
もちろん着替えもしていません。
名付けて「玄関おやすみ就寝事件」です。
ある日、トイレ一面が水浸しになってしました。
どうやらトイレのタンクが詰まったことが原因のようです。
トイレのマットもスリッパもびしょびしょで、床が腐食しないか心配になります。
トイレ前の廊下にも水が流れていて「勘弁してくれよ」と思います。
名付けて「トイレ水浸し事件」と呼びましょう。
ある雨の日、天井からの雨漏りが発生しました。
建物のどこかに隙間ができていて、雨水が浸入しているようです。
「困ったなあ。湿気がこもっちゃうなあ。業者に直してもらわないとなあ」と思います。
バケツを持ってきて、ひとまず応急処置です。
名付けて「ぽたぽた雨漏り事件」と呼びましょう。
トラブルが起こったとき、悲しんだり腹を立てたりするだけでは芸がありません。
せめて面白い事件名をつけて、楽しんでしまいましょう。
面白い事件名であればあるほど、ネガティブ感が吹き飛んで、ポジティブ感が出てきます。
くすっと笑えるし、印象的にもなります。
大変な出来事のはずですが、不思議と楽しい出来事のような錯覚を覚えるのです。
不思議とトラブルが許せて「まあいいか」となるでしょう。
事件名をつけると、トラブルを乗り越えるのも早くなるのです。
日常では、こういう遊び心が大切です。
後から振り返ったとき「なかなか面白いトラブルだったな」と思えるのです。