ラジオ体操をするとき、たいていの人はだらだらやります。
寝起きや早朝に行うことが多いので、まだ眠気が残っているでしょう。
まだ体のスイッチがオンになっていないときは、だらんとした動きになりやすいもの。
ラジオ体操にちょっと古くさいイメージがあって、真面目にやるのに抵抗感を覚える人もいるかもしれません。
「ラジオ体操なんて真面目にやっていられない」
「動きはだいたい合っていればいい」
「ちょっとくらい動きを間違えても叱られるわけではない」
そうした意識で取り組む人が多いのではないでしょうか。
たしかに動きを間違えたからといって、叱られるわけでもペナルティーがあるわけでもありません。
ラジオ体操は気楽に取り組めます。
動きはだいたい合っていればOK。
だらだらやるのもそれはそれで悪くないのですが、せっかくラジオ体操をするなら、意識的に面白くさせてみませんか。
ラジオ体操を面白くできるのかと思いますが、もちろんできます。
ラジオ体操を「ダンスゲーム」と考え、本気で真面目に取り組んでみるのです。
ダンスゲームでは、動きやタイミングを間違えないよう正しい動きを意識します。
それと同じことをラジオ体操にも当てはめます。
ダンスゲームのつもりで、正しい動きを意識しながら、一つ一つの動きを丁寧に行いましょう。
ラジオ体操には、正しい動きがあります。
手先・足先まで神経を行き渡らせ、音楽にぴったり合った動きを心がけましょう。
一度お手本の動画を確認してみてください。
ラジオ体操は簡単な動きに思えますが、じっくり観察してみると、ところどころ複雑な動きがあることに気づかされるはずです。
「だいたい合っている動き」ではなく「正しい動き」という意識になると、意外と難しく、運動神経を使います。
ダンスゲームとして考え、本気で高得点を狙う感覚になれば、ラジオ体操とはいえ、面白さがぐっとアップします。
そして、やりがいも出てきます。
しっかり全身を動かせるうえ、真面目な取り組み方にもなるので一石二鳥です。
ラジオ対応の第2が終わるころには、体がぽかぽか温まっていて、気持ちのいい達成感も広がっているはずです。
たかがラジオ体操、されどラジオ体操。
ラジオ体操をダンスゲームとして取り組むと、がぜん面白くなるのです。