飲食店でお客さんが店員さんに「七味ありますか」と聞きました。
それに対し店員さんは「はい、ございます。お持ちしましょうか」と答えました。
お客さんは「はい、お願いします」と答え、それから店員さんは七味を取りに行き、お客さんに手渡しました。
ときどき飲食店で見かける光景で、普通のことに思われます。
実はここにもっとスムーズにできる工夫があります。
こんなときは「お持ちしましょうか」より「お持ちしますね」と答えたほうがスマートです。
「七味ありますか」と聞かれた時点で、お客さんが七味を必要としていることがわかります。
「お持ちしましょうか」と聞くと、ワンクッション置くことになります。
意図が十分わかる内容なら、わざわざワンクッションを入れる必要はありません。
スマートな対応をするためにも、ワンクッションを省くことでスマートな対応を実現できます。
これが「話が早い」ということです。
特にサービス業の場合、お客さんの思考を読み取り、できるだけ気の利いた行動を取ることが大切です。
もちろん重要な契約であれば、一つ一つ丁寧に確認する必要はありますが、日常的な場面であれば、そこまで細かい確認は不要です。
素早い対応ができるに越したことはありません。
店員さんに質問しただけで、七味を必要としていないケースもあるかもしれません。
そんなときは「お持ちしますね」と答えた後、お客さんが「NO」を伝えてくるはずです。
思考を読み取るのが上手な店員さんが、お客さんから愛されるのです。