水は面白い。
水の味わいは、入れ物で変わるからです。
水は無味無臭で無色透明であり、入れ物で変化するはずはありませんが、実際には変わります。
同じ水であっても入れ物の種類を変えるだけで、はっきりわかるほどの違いが生まれます。
嘘だと思うなら、実際に試してみるとわかります。
たとえば、あなたの目の前に「ガラス製のワイングラス」と「プラスチック製のコップ」の2つがあるとします。
それぞれに同じ水を入れて飲み比べてみてください。
どちらも同じ水であるにもかかわらず、ワイングラスのほうがおいしく感じるでしょう。
入れ物の違いをもっと大きくしてみると、さらに明確な差が生じてわかりやすくなります。
「高級グラス」「紙コップ」の2つで飲み比べてみてください。
圧倒的に高級グラスの水のほうが、クリアで上質に感じるでしょう。
味がないはずなのに、クリアな味すら感じてくるはずです。
面白いことに、高級グラスの水のほうが、より透き通って見えることでしょう。
高級グラスで飲むと、水まで高級に感じてくるから不思議です。
もちろん本当に味が変わっているわけではありません。
気持ちの問題であって実際は錯覚なのですが、錯覚とはいえ明確な違いに驚かされるでしょう。
入れ物によって「見た目」「感触」が異なります。
入れ物が変わることで視覚・触覚からの刺激も変わってくるため、同じ水でも違って感じてくるのです。
「たかが入れ物」と思ってはいけません。
水の味わいは入れ物で変わるのですから、入れ物にはお金をかけるだけの価値があります。
入れ物を通して「ポジティブな錯覚」を生み出してみませんか。
水を少しでもおいしくいただくために、高級グラスを購入してみるのはグッドアイデアです。
高級グラスといえば、ワインやアルコールを飲むときに使うものと思われがちですが、普通の水を飲むときも普通に使えます。
上品で高級感の漂う入れ物は、上質な味わいをもたらしてくれます。
高級グラスは高価ですが、水が少しでもおいしく感じられるようになるなら、お金をかける価値は十分あります。
毎回水を飲むたびに、優雅な気分と上質な味わいを楽しめるでしょう。
私たちは毎日欠かさず水を飲みます。
使用頻度が多いことを考えれば、グラスにお金をかけるのは合理的と言えます。
ペットボトルのミネラルウォーターも、口をつけて飲むよりグラスに入れ替えて飲むと、よりおいしくいただけるようになります。
毎回グラスで水を飲むと、生活がちょっと豊かになるでしょう。
水を飲む入れ物のランクを上げて、ポジティブな錯覚をたくさん楽しみましょう。
入れ物がよくなれば、水の味わいもよくなるのです。