人に天気を伝えることがあります。
遠くに住んでいる人との電話で「そちらは今どんな天気?」と聞かれることがあるでしょう。
そんなとき、ざっくりとした伝え方になっていませんか。
「晴れだよ」
「曇りだよ」
「雨だよ」
もちろんざっくりした表現でも伝わりますが、天気にも「幅」があります。
晴れの天気にも幅があり、雲が1つもない快晴もあれば、ところどころ雲が浮かぶ晴れもあります。
雨の天気にも幅があり、小雨もあれば大雨もあって、程度によって相手に伝わる印象も変わります。
相手にイメージしやすいよう、できるだけ具体的な表現を心がけてみてください。
たとえば「晴れ」の天気を伝えるとします。
一言「晴れ」で済ませるのではなく、相手がイメージしやすいよう、できるだけ具体的な表現を心がけてみてください。
「雲が1つもない素晴らしい快晴」
「透き通るような、青空の広がる晴れ」
「日傘が必要なくらい日差しの強い晴天」
「小さな雲がぽつぽつ浮かんでいる空模様」
「ぽかぽか暖かくて、春の訪れを予感させるような小春日和」
「曇り」を伝えるときがあるとします。
「曇り」の天気にも幅がありますから、できるだけ詳細な伝え方をしてみましょう。
「太陽が透けて見えるうっすらした曇り空」
「空一面に広がるねずみ色の曇り空」
「湿気が多くてじめじめした曇り空」
「今にも雨が降りそうな曇り空」
「暗黒魔界のような曇り空」
雨の伝え方にも、さまざまな表現があるでしょう。
「霧のような雨」
「傘がいらない程度の小雨」
「どしゃ降りの大雨」
「降ったりやんだりする雨」
「びゅうびゅう風が吹く、横殴りの雨」
相手にイメージしやすいよう具体的な表現を心がけてみてください。
具体的な伝え方をすると相手にわかりやすくなるでしょう。
言葉に詰まることもあるかもしれませんが、表現を駆使してチャレンジしてみてください。
ボキャブラリーが必要となるので頭の体操にもなります。
具体的な表現で天気を伝える人は、知性が磨かれます。