飲み物をこぼしてしまうことがあります。
うっかりコップを倒してしまい、「しまった!」と慌ててテーブルを拭く。
誰にでも不注意はあるものです。
特にコーヒーやオレンジジュースのような色つきの飲み物は、しみがつきやすいため慎重に拭き取るのが大変です。
しかし、落ち込むことはありません。
飲み物をこぼしたらこう考えましょう。
「掃除をするきっかけになるね」です。
掃除は「しよう、しよう」と思いつつ、なかなかしません。
私たちは仕事や勉強に追われ、忙しい日々を送っています。
「時間ができたら掃除をしよう」と思いますが、忙しいので後回しになります。
後回しにすると忘れます。
このループが繰り返され、気づけば、ほこりだらけになっています。
掃除は、緊急のことではないため、優先順位が低くなりがちです。
そんなとき、飲み物をこぼしたらチャンスです。
緊急事態の発生になり、掃除をせざるを得ない状況になります。
「掃除をするきっかけになるね」と考えましょう。
サボりようのない状況をプラスに捉えるのです。
こぼれたところだけでなく、周辺もきれいに掃除しましょう。
ちょっとしたトラブルを、きっかけに変えることができます。
そうすれば、飲み物をこぼしてもいらいらしなくなります。
衣類を長く使っていると、あるときから取れない黄ばみができます。
入念に洗えば普通は取れますが、黄ばみを取るにも限界があります。
汗や垢が繊維の奥深くまで染み込んで、普通の洗濯では取れなくなる。
長く使っているとだんだん古くなっていき、経年劣化も激しくなる。
あるときから、取れない黄ばみができるのです。
「取れない黄ばみができた」ということは「どうしようもない」ということです。
黄ばんだまま着たり使ったりすることもできますが、不衛生な印象が出てしまいます。
自分はよくても、それを見た人が不快な印象を受けることがあります。
「まだ使える」と思いますが、それを言い始めると、いつ買い換えていいかわかりません。
黄ばみがひどくなると、黒ずみへと変わっていきます。
入念に部分洗いをしても、どうしても取れない黄ばみができることがあるものです。
「それだけ長く使った」「十分使った」という証拠です。
「寿命を迎えた」ということです。
取れない黄ばみができたら、まさに「イエローカード」です。
もし取れない黄ばみができたら、買い換えのきっかけに変えましょう。
黄ばみを取るのを諦め、新しいものに買い換えるのです。
まだ使えるかもしれませんが、ここは前向きに考え、買い換えのきっかけにしようではありませんか。
同じタイプで新しいものに買い換えるのもよし。
別のタイプで新しいものに買い換えるのもよし。
愛着がなければ、自然の摂理に従い、新しいものに買い換えましょう。
「まだ使える」と思うかもしれませんが、新しい自分に生まれ変わるきっかけに変えましょう。
「もったいない」という気持ちも大切ですが、不衛生な衣類のせいで人に不快感を与えることになってはいけません。
あなたはそれを十分使いました。
しっかり元も取れています。
使い切ったのですから、自分を褒めてください。
取れない黄ばみができたら、買い換えるきっかけに変えましょう。