トラブルが起こったら、当日中の解決を目指しましょう。
もちろん「可能であれば」の話です。
その日のトラブルは、その日のうちに解決するのが理想です。
トラブルが起こったとき、後回しにする人がいます。
「調査は明日にしよう。ゆっくり対処していこう」
「謝るのは明日にしよう。反省文を書くのは後日にしよう」
「時間があるときに解決すればいい」
トラブル解決は面倒な気持ちがあって、後回しにしたいこともあるでしょう。
急に別の仕事が割り込んでくるのは、気持ちのいいものではありません。
すでに取りかかっている仕事があれば中断する必要があり、スケジュールの見直しが必要になることもあります。
やる気が出なかったり気が乗らなかったりすると、何とか後回しにしたい気持ちになるもの。
しかし、トラブルは優先度の高い仕事です。
トラブルとは「不良」の状態であり、かつ現在進行中の事態ですから、一刻も早い解決が求められます。
後回しにすると気持ちが冷めてしまい、解決に対する意欲やモチベーションまで低下してしまいます。
後回しにすればするほどトラブルが悪化していく可能性もあります。
ダムの決壊は小さなひびから始まって、後になればなるほど亀裂が広がっていきますが、トラブルも同じです。
最初は小さなトラブルも、放置すればするほど大きくなります。
状況が悪化するにつれて解決が難しくなるでしょう。
最悪の場合、取り返しのつかない事態になることもあります。
たとえ重大なトラブルでなくても、トラブルはトラブルであり、放置するのはよくありません。
トラブルが起こったら、当日中の解決を目指したい。
その日のうちに解決すれば、心労やストレスが減って、就寝もスムーズになります。
翌日から心機一転でスタートできるのです。
都合が悪くて当日中の解決が困難である場合は、できるだけ早い解決を心がけるのが賢明です。
調査や対処をしたくても、タイミングが悪くて難しいなら、一番早い別のタイミングを心がけます。
謝罪に行きたくても、すでに深夜の時間帯なら、翌日の朝一を心がけます。
できるだけ早めに解決するのが一番楽です。
その日のトラブルは、その日のうちに解決することで、被害を最小限に抑えられるのです。