トラブルが発生して、さっそく対処に取り掛かりました。
なかなか大変で苦労はありましたが、集中的に取り組んだり人の力を借りたりして、なんとか無事乗り越えられました。
このときです。
トラブルを解決してそこで足を止める人がいます。
解決すれば一件落着と言いたいところですが、安心して満足するのはまだ早い。
トラブルは、解決して終わりではありません。
もちろん解決したことは喜ばしいことですが、もう一つ大切な仕事があります。
「再発防止策」です。
トラブル対応では、再発防止策が必須です。
再発防止策がなければ、遅かれ早かれ、再び同じトラブルが起こります。
トラブルは、解決して終わりにするのではなく、きちんと再発防止策を立て、実施するところまでやることが大切です。
また再発防止策を実施した後、ありがちな残念事例があります。
「最初は真面目に取り組んでいたが、だんだんおろそかになっていく」というパターンです。
人は元来、怠け者です。
時間の経過とともに、サボったり手を抜いたりすることが多くなりがちです。
どれだけ立派な再発防止策も、途中からやめたり中途半端になったりしては意味がありません。
特に人が入れ替わったときには、再発防止策が生まれた事情を知らず「何のためにこれをやっているの?」となりがちです。
後からおそろかにならないよう、きちんと防止策が実施されているか、定期的にチェックを行うことが大切です。