あなたの趣味にノルマはありますか。
ノルマとは、決められた仕事量、達成すべき基準です。
「今日の目標」という言い方もできます。
自分の割当量がわかれば、仕事の終了地点が見えます。
「ここまでは終わらせる」「ここまではやらなければいけない」と意気込んで、せっせと仕事をする人は少なくありません。
一定のノルマを自分に課し、せっせと頑張る人も多いのではないでしょうか。
しかし、趣味にノルマを設けているなら、それは本当に必要なのか見直しましょう。
趣味にノルマは必要ありません。
ノルマという言葉には、一般にあまり良いイメージがありません。
「嫌々やる」「強制的に行う」「気が向かなくても達成しなければいけない」というネガティブのニュアンスがあります。
眉間にしわを寄せながら頑張っている姿がイメージされます。
ノルマと考えると、義務感や強制感が出てきます。
おのずとやらされている感が出てしまい、気持ちが重くなってしまいます。
自然とため息の数も多くなり、不安に感じることも多くなる。
ノルマを達成できなければ、それはそれで罪悪感を覚えてしまいます。
安易にノルマという言葉を使っていると、楽しさが薄れ、倦怠感を覚えるようになり、余計なストレスが増えてしまいます。
これではせっかく楽しい趣味が台無しです。
楽しい趣味なのですから、心が重くなるようなことは不要です。
趣味なのですから、あらためて考えると、必要ないことです。
では、ノルマを作らないなら、どうすればいいのでしょうか。
おすすめなのは「ベストを尽くす」というスタイルです。
ノルマという言葉をなくし、ベストエフォートの形にしましょう。
調子や気分がいいときは、調子が良いなりにベストを尽くします。
調子や気分が悪いときは、調子が良いなりにベストを尽くします。
人間ですから調子や気分に波があって当然です。
ベストを尽くすというスタイルであれば、気分や体調に波があっても、問題ありません。
結果として、一番良い状態を実現することになります。
「やるだけのことはやった」と思えるので、公開もなくなります。
趣味は、楽しむことが第一です。
ノルマは気にせず、あくまで自己満足度の向上に努めましょう。
できる限りの努力ができていればいいのです。
ベストを尽くすスタイルでいけば、体のうえでも気持ちのうえでも、ベストでいられます。
ノルマを作る以上に、素晴らしい結果を出せるのです。