信頼される人になるためには「曖昧な言い方」に注意してください。
「かもしれない」
「だと思う」
「たぶん」
「一応」
「なんとも言えない」
「○○かな、みたいな」
こうした言葉遣いに心当たりがある人はイエローカードです。
残念ながら、曖昧な言い方をする人は、なかなか信頼されません。
曖昧な言い方は、相手に不安を与えます。
イエスなのかノーなのかはっきりしないため、相手をいらいらさせてしまいます。
頼りない印象に映るうえ、責任を回避したい自己保身の印象も与えてしまうため、信頼されにくくなるのです。
信頼される人になるには、明確な言い方を心がけましょう。
「です」「ます」とはっきり言い切ります。
「大半」「ほとんど」という抽象語ではなく「8割」「90パーセント」など、具体的な数字で示すようにしましょう。
時には明言しにくい内容もあるでしょう。
例外があったり事実がわかっていなかったりなど、不確実性があるときは、次のような表現が有効です。
「○○の可能性があります」
「○○する場合があります」
含みを持たせた言い方をすれば、相手も納得してくれるでしょう。
不確実であるなら、不確実であることをきちんと伝えることが大切です。
相手を説得するとき、臆測には注意してください。
「私はこう思う」「私はこう感じた」という臆測では主観が強いため、なかなか相手を説得できません。
「それはあなたの感想ですよね」と一蹴されてしまうのがオチです。
相手を説得するときは、臆測ではなく、事実にフォーカスしましょう。
事実を述べるときには、できるだけ出典や引用を示すようにします。
このとき役立つのは「○○によると」というフレーズです。
「警察の発表によると」
「○○の文献によると」
「○○大学の研究によると」
「国の調査によると」
出典や引用を示したうえで事実を述べれば、強い説得力が生まれます。
出典や引用を示すことは、本人の独創性を下げるものではありません。
相手から納得が得られ、信頼されるようになります。