無駄な時間の1つが「通勤」です。
自宅から職場まで、毎日どれだけの時間を費やしているでしょうか。
乗車時間ではなく、自宅から職場に着くまでの時間でチェックしてみてください。
意外と多くの時間を使っていることに気づかされることが少なくありません。
自宅から職場に着くまで、片道45分かかるとすると、往復で1時間半です。
片道1時間かかるなら、往復で2時間です。
これが平日毎日続くと、ばかになりません。
長い目で見ると、無駄な時間を過ごしていることに驚かされるでしょう。
1年全体で費やす時間を計算すると、頭がくらくらするに違いありません。
通勤時間が長くて喜ぶ人はいません。
誰にとっても通勤の移動時間は苦しいもの。
通勤時間ほど無駄な時間はなく、なければないほどいいものです。
スウェーデンのウメオ大学で、通勤に関する興味深い論文があります。
それによると、夫の通勤時間が45分を越える夫婦では、そうでない夫婦に比べ、離婚率が40パーセント高くなるというのです。
通勤が長くなるにつれて、ストレスが増えたり夫婦のコミュニケーションが減ったりすることが原因とされています。
通勤時間は離婚率にまで影響するのですから、これは軽視できません。
女性の立場が強いスウェーデンの調査ではありますが、1つの参考にはなるでしょう。
少なくとも通勤時間がマイナスに働くことは間違いないようです。
通勤時間はないに越したことはないのです。
この通勤時間をなくすにはどうすればいいのでしょうか。
最もシンプルな方法は、職場の近くに引っ越すことです。
いわゆる「職住近接」です。
職場の近くに住めば、通勤が圧倒的に楽になります。
職場の近くであればあるほど通勤の負担が軽くなり、無駄な時間を大幅にカットできます。
徒歩や自転車で通勤できる距離に住めば、時間的にも体力的にもずいぶん楽になります。
貴重な人生を「通勤」という無駄な時間に費やすのはもったいない。
無駄な時間をなくすなら、職住近接を検討してみてください。
無駄な時間だけでなく、ストレスも減ることにつながって一石二鳥です。
今より家賃の安い物件に引っ越せば、節約効果も加わるので一石三鳥になります。
「築年数が古い」という条件で探せば、安い物件が見つかるはずです。
わざわざ引っ越しをするのは大げさと考える人もいます。
たしかに引っ越しは簡単にできることではありませんが、得られるメリットの大きさを考えれば、悪い選択肢ではないはずです。
引っ越しに時間・費用・労力を費やしても、大きなメリットを享受できるので、すぐ回収できます。
「そろそろ引っ越しても良いかな」と思っているタイミングなら、ぜひ前向きに検討してみてください。
引っ越しで職住近接ができれば、がらっと人生が変わるはずです。