無駄な時間が発生しやすいのは、寝起きのだらだらです。
寝起き直後はまだ眠気が残っていて、布団の中でごろごろしがちです。
「あと10分だけ」のつもりが、20分も30分もたっています。
時には二度寝をしてしまい、気づくと遅刻しそうになって飛び起きるのです。
これほど無駄な時間はありません。
寝起きのだらだらは誰にとっても厄介な問題です。
どうすれば寝起き直後のだらだらをなくせるのでしょうか。
大きなポイントは2つあります。
「さっと体を起こす」「部屋を明るくする」です。
目覚ましが鳴ったら、とにかく体を起こすことです。
横になったままだから、なかなか眠気が取れません。
横になっている姿勢は睡眠モードの姿勢です。
眠い目をこすりながらでもかまいません。
眠いまま体を起こすのは少し大変ですが、ちょっとだけ踏ん張りましょう。
とりあえず体を起こせば、血液の流れ方が変わります。
体の向きが変わったことを三半規管がキャッチして、脳から覚醒の信号が送られ、体のモードが変わります。
体を起こしたら、次に部屋を明るくしてください。
思い切りカーテンを全開にしましょう。
明るい光を浴びると、睡眠誘発ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、代わりに覚醒ホルモン「セロトニン」が分泌されます。
また体内時計がリセットされ、交感神経の働きを高めてくれます。
寝起き直後は眠気が強くて体を動かしにくいこともあるでしょう。
カーテンを開けるのが難しいなら、リモコンで照明をオンにするだけでもかまいません。
部屋を明るくすると、目から光が入ってきます。
目をつぶっていても、まぶたから光が入ってきて、眠気覚ましの効果が得られます。
みるみるうちに眠気が覚めていき、活動できるようになるのです。
目覚ましが鳴ったら、体を起こして部屋を明るくすることを習慣にしておきましょう。
この2つのポイントを押さえておけば、朝の寝起きのだらだらが改善されるのです。