私が今まで多くの人と接してきた中で、ある日、面白い共通点を見つけました。
「おしゃべり好きな人ほど行動しない」ということです。
エネルギッシュにおしゃべりをする人ほど、行動もエネルギッシュと思われがちです。
しかし、おしゃべりな人ほど行動をしない人が圧倒しているのです。
口に出すことは、思ったより簡単なことです。
「今、~をやろうと思っているの」
「私は~もできるよ。すごいでしょ」
たかだかに自慢をすることは、口さえ動かせばいいので努力も必要なくて簡単です。
しかし、話してばかりでエネルギーを使い果たして、肝心の行動するまでに至っていない人が多いのです。
話す人は、口からエネルギーが抜け出しています。
実際に行動してもいないのに、しゃべった分だけ行動した気になってしまっています。
逆に、話さない人のほうが、行動的です。
自分が本当に望んでいることは、誰にも邪魔をされたくない気持ちが強くなります。
すると自分がやろうとしていることを邪魔されないように、そう簡単には他人にぺらぺらと話さないのです。
話してしまうと「できるわけがない」「やっても無駄だよ」と否定的な言葉が返ってきて、やる気を奪われるのを知っています。
本当に行動をしたいと言う人は、そう簡単に人に話すという行為はしませんし、話さないようになるのです。
本気でやろうとしているので邪魔になることはせず、だから人に簡単に話すようなリスクの高いことは避けようとするものなのです。
若いころに、話す前に行動をする癖をつけておくことです。
「~しようと思っているの」ではなく「~したよ」というふうに会話の内容を変えることです。
「~しようと思っているの」という話はできるだけ避けましょう。
行動し終えてから「~したよ」と話す癖を若い時期につけておくことです。
行動する癖は、話し方から変えていくことが大切なのです。