学生時代は「止まり方より、走り方」を意識することです。
学校では、走り方より、まず止まり方を勉強させます。
いえ、止まり方ばかりを勉強させるといっても過言ではありません。
生徒にもしものことがあってはいけないと、止まる練習、止まる方法ばかりを集中して教えます。
だから行動できない大人に育ってしまうのです。
学生時代から止まることばかりを意識していては、肝心の走ることに気が向かなくなります。
走る練習をして、止まるときには体当たりでいいのです。
私は高校時代、体操部でした。
顧問である吉成先生は「水口、思いきり体当たりでいけ! 危ないときは先生が補助してやる」といつも言っていました。
この言葉のおかげで、もしものことがあっても先生が助けてくれると安心感があり、体当たりで技に挑戦することができたのです。
危ないことばかり考えていると、何もできなくなります。
「もしこうなったら、どうしよう」と考えていると、動けなくなります。
危険なことを考えていると、何も行動できない人間に育ってしまいます。
子どものころから、止まり方ばかり考えていては、将来大人になったとき行動できない大人になってしまうのです。
若いうちは、まず体当たりでいいのです。
若いうちなら、失敗も許されます。
もし、失敗すれば「ごめんなさい」と言えばいい。
できなかったら謝ればいい。
できなくて当然の時期に「もし、失敗したら」なんて考えることではないのです。
止まり方より、走り方を意識して、若いうちこそ行動最優先にすることです。