「好きなことをやりなさい」
これは私が幼いころからずっと言われ続けてきている親からの言葉です。
学校では「勉強、勉強」としか言いませんが、一方で私の親は「好きなことをしなさい」と言っていました。
父も母も、おじいちゃんもおばあちゃんもです。
これだけは、家族全員の意見が一致しています。
単純な言葉で、子どもにも理解しやすい一言です。
あらゆることにおいて「好きなことを選びなさい」と教えてくれます。
子どもの判断を、強く尊重していることが、まだ幼いころから感じたものです。
高校時代、文系か理系か迷っているときも「好きなほうを選びなさい」と言いました。
高校卒業後の留学という進学についての相談のときも「好きなことならやりなさい」と言いました。
仕事についての相談も「好きな仕事を選びなさい」と言ってくれました。
本人が望むことを第一に考えてくれる親であり、今でも感謝しています。
子どものころは、こうした言葉は、単純に「子どもの気持ちを第一に考えて」と思っていました。
しかし、そう単純なことではなく、自分が大人になるにつれて、この言葉はとても深い哲学が含まれた言葉であることに気づきます。
今、私が過去を振り返り、進路の要所で「好きなことを選びなさい」と言ってくれた言葉に強い意味が感じられます。
高校卒業後の留学も、自分が好きな英語を勉強したいから、そうしました。
当然、留学の経験は楽しいものでした。
大好きな英語をたくさん勉強でき、楽しい思い出があります。
また仕事を選ぶ際も、お金を基準にするのではなく、好きなことを基準にして選んだことも正解でした。
自分のモチベーションを第一に考えて行動すると、やる気が出て、仕事が楽しくなるものです。
今、HAPPY LIFESTYLEができ、好きな仕事ができているのは、好きなことを選ぶ習慣があったからです。
親からの言葉は、なんと人生を幸せに導く一言だったのです。
同じように私の親も、若いころにたくさん苦労を積み重ねてきたようです。
いろいろな経験をして、こうすればうまくいくと思った人生の教訓を「好きなことをやりなさい」と一言に圧縮しているのでした。