執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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親の口癖は、人生の教訓。

親の口癖は、人生の教訓。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

子どもを自立させる親には、口癖があります。

小さいころから何度も聞かされてきた口癖は、きっと誰の親にもあることでしょう。

親の口癖は「うるさいだけ」と思われがちですが、大切なことに気づきましょう。

親の口癖とは、教訓なのです。

何度も口にする言葉は、親には今まで生きてきた人生の中で学んだ大切な教訓です。

その教訓を子どもにも伝えたい気持ちがあるから、何度も繰り返し、口にしてしまいます。

私の祖父には「一生懸命、勉強しなさい」という口癖がありました。

すでに亡くなりましたが、生前はこの口癖を繰り返し言われたものです。

幼いころに「一生懸命に勉強しなさい」とよく言われたため「大人になれば勉強はもうできないのか」と思っていました。

私は今、社会人として働いています。

今、ようやく実感できたことですが、本当に勉強する時間がありません。

もし、これを読む読者の中に社会人がいれば、ほとんどの人がわかってくれるはずです。

社会に出てからでは、朝から晩まで会社に縛られ、なかなか勉強する時間を確保しづらい。

もちろん努力によって勉強時間をやりくりすることもできますが、学生時代ほど十分ではないのです。

勉強の価値は、失ってから初めてわかります。

私は社会に出てから「祖父が言っていたことは、こういうことだったのか」と、わかりました。

祖父は、勉強は学生時代にたくさんやると、社会に出てから楽になることを知っていました。

祖父の世代は、第2次世界大戦がありました。

自由に勉強ができる環境ではなかったそうです。

だからこそ、私にもっと勉強してほしかったのでしょう。

祖父の口癖から、若いころに苦労した情景が思い浮かびます。

祖父の人生が、口癖として表現されているのです。

あなたの親の口癖は、何ですか。

その口癖が、あなたの親の教訓です。

自立できる子どもに育てる教育法(13)
  • 親の口癖から「人生の教訓」を学ぶ。
働く姿を見せると、子どもは自立できる。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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