職業安定所では、さまざまな人がいます。
私服を着た人もいれば、スーツを着た人もいます。
若者もいれば、中年もいるでしょう。
中には、やる気がなさそうな人もいるでしょう。
腰を曲げながら、気の抜けた表情の人を見ていると「本気で仕事を探す気があるのか」と思います。
職業安定所は、独特の雰囲気が漂っています。
職業安定所にいる人は、職員を除き、無職の人ばかりです。
仕事をしていない人ばかりが集まっているせいか、どことなく、悲しくて痛ましい雰囲気が漂っています。
そんな中で、どうやって意欲を高めるかです。
実は簡単です。
職業安定所では、自分より必死になっている人を探しましょう。
多くの人がいれば、1人くらいはいるはずです。
血眼になって、忙しそうに動いている人です。
人は、人からの影響を受けやすい生き物です。
学生時代、勉強意欲の高い人を見ていると、自分の勉強意欲まで高まった経験があるでしょう。
空気から気迫が伝わってきて、自分の意欲まで高まります。
それと同じように、就職活動の意欲の高い人を見ているだけで、気迫が伝わってきて、自分の意欲まで高くなるのです。
「意欲がなければ、分けてもらう」という発想です。
自分より必死になっている人を見ているだけでいいのです。
「自分も負けてはいられない。もっと必死になろう」と思い、心のエンジンに火がつきます。