ニートの特徴は、自己肯定が少ないことです。
自分を否定したり、劣等感を抱いたり、自信がなかったりします。
自己肯定が少ない理由は、さまざまです。
あなたは今、暗闇の中でもがいているでしょう。
将来に漠然とした不安があり「苦しい。大変だ。何かいい方法はないか」と、焦っているでしょう。
決してかっこ悪いことではありません。
「疲れるから動かない」と言いますが、逆です。
動かないから、疲れるのです。
じっとしているのが、一番疲れます。
「仕事もしていない」
「友人も恋人もいない」
「勤労の義務を放棄している」
想像してください。
3年後のあなたです。
3年後のあなたは、今とは別の場所にいます。
「自分は、もう普通の人生を歩んでいない」
いわゆる、レールから脱線した人生です。
「普通」と呼ばれる人生のコースから外れて、変わった生き方をしているのでしょう。
人生で起こった出来事は、すべて納得する習慣を持つことです。
いい出来事だけではありません。
悪い出来事も「これでよかった」と納得するのです。
成功への階段といえば、上に上がるイメージがあります。
向上も成長も、上向きのイメージがあるため、成功の階段も、上に上がるものと考えがちです。
上に上がれば、見晴らしが良くなるでしょう。
ニートの生活は、動かない生活です。
じっとしている時間が多い毎日です。
にもかかわらず、ニートの生活を送っているだけで、気力が奪われます。
ニートの生活を送っていると、叱る人が出てきます。
「いつまでそんな生活を続けるのか」「早く仕事をして自立しなさい」などです。
そう言われたとき、どんな態度を取るかです。
やる気を出すのは、簡単です。
握り拳を作ってください。
ぎゅっと、強く握ります。
映画やドラマでは、ハッピーエンドがよく見られます。
ハッピーエンドの特徴は、物語の途中、主人公に不幸が訪れることです。
しかも、大きな不幸です。
すべての人間に、悩みがあります。
学生は勉強に悩み、社会人は仕事に悩み、主婦は子育てに悩み、年配者は病気に悩みます。
社長は、会社の経営で悩んでいます。
暗い過去がたくさんあって、悩む人がいます。
暗い過去がたくさんあればあるほど、フットワークが悪くなり、新しい挑戦がしづらくなるでしょう。
黒板消しのように、簡単に消す方法があればいいと思いますが、残念ながら、過去を消すことはできません。
ニートにとって、大きな敵があります。
劣等感と焦燥感です。
自分は人と比べて劣っているという劣等感。
生きがいがわかっていれば、苦労しないのです。
ニートの多くは、生きがいがないから苦労しています。
「生きがいを見つけろ」という言葉をニートに言うのは、酷な話です。
後悔は少ないほうがいいです。
後悔が少ないほど心が軽くなり、心が軽くなるから明るい人生が歩めます。
人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔のほうが長く残ります。
「世の中や社会が悪い」という批判をしないことです。
たしかに自分がニートになったのは、悪い世の中や社会が一因としてあるのかもしれません。
しかし、批判したところで、世の中や社会が急に変わるわけではありません。
「全力を出して、失敗したらどうしよう」
その心配は不要です。
全力を出した行動に、悪い結果はありません。
あなたは普段、どんな表情をしていますか。
おそらく変わったことがなければ、無表情をしているのではないでしょうか。
特に変わった出来事がないのですから、特別な表情もなくて当然と思いますね。
「私には、絶対できません」
最初から「できない」と言い切るのは、人生に失礼ではありませんか。
できるかどうかは、やってみないとわかりません。
「ニートの人生は終了している」というのは、嘘です。
ニートの人生は、まだ終了していません。
そう簡単に人生が終了するほど、人生は安くありません。
仕事をすると、つらいと思うのは、誤解です。
仕事をするのはつらくありません。
仕事をするとは、人と社会の役に立つことです。
ニートは、途中でやめる行動の連続です。
職業安定所に行くつもりで家に出たが、気が変わって、途中で引き返した。
面接の電話番号を押している途中で怖くなり、電話ができなかった。
「自分は弱い人間だ」
そう思うのは、誤解です。
本当に弱ければ、弱いと思うことすらないはずです。
決断の素晴らしさとは何でしょうか。
決断は、よい選択をすることが大切と思われがちです。
将来のことを考え、試行錯誤したうえで、選択を間違えないようにしますね。
「人間関係が煩わしい」
ニートが、社会を拒絶する理由の1つです。
「人付き合いが苦手」「傷つくのが怖い」「気を使うのが面倒」と思うでしょう。
自分の欠点ばかり見る癖はありませんか。
「朝が苦手」
「逃げる癖がある」
黒には、限界があります。
完全な黒になれば、もうそれ以上、黒くすることはできません。
黒は黒です。
生きるとは、何かをするということです。
「何かをする」という意味に「食べる」と「寝る」は省きます。
目的もなく怠けて過ごす生活も「何かをする」という意味から省きます。