友人の層が変わるということは、自分が成長したということです。
自分の周りに存在する人たちは、自分が磁石となり引き寄せられた人たちです。
学校では仲のいい人と付き合います。
大学では、気の合う人と関わったり勉強したり遊んだりします。
それは自分に合っている人だからこそ付き合えるし、付き合っています。
自分という磁石に合った人たちが、自分の周りに存在しています。
あなたの周りにいる友人の層は、つまりあなたの鏡と思ってください。
比較的、あなたにそっくりな人が集まっているはずです。
あなたがあなただから、それ相応の人と付き合いができ、続けることができています。
さて、ここからが大切なポイントです。
若いときは、特に成長の早い時期。
思春期で自我に目覚め、個性を追及していけば、自分の価値観が芽生えるようになり、成長もぐんぐん伸びていきます。
すると、今の友人とは話が合わなくなることがあります。
付き合いを続けても違和感が出てくるようになり、一緒にいることが苦痛になります。
自分の性格が悪くなり、冷たい人間になったのではないかという錯覚に陥ることでしょう。
しかし、実はそうではなくて、これはあなたが成長した証拠です。
あなたが成長すれば、必ず考え方や話し方が変わります。
以前は音楽や流行の話ばかりしていたのに、大人になり人生についての話ばかりするようになると、友人との話も合わなくなります。
自分が成長して考え方や話し方が変われば、その考えや話し方に合ったほかの人たちとの付き合いをするようになります。
以前の友人関係は捨てることになり、新しい人間関係に切り替わります。
これが「付き合う友人の層が変わる」ということです。
若い時期には、一度は友人を捨てないといけない時期に巡り合います。
それはあなたの成長が順調であればあるほど、友人の層が変わります。
成長すれば、そうなります。
自分が成長すれば、いずれ今の友人とは話が合わなくなるのは当然だからです。
友人を捨てることは、嫌いになったわけではなく、自分が成長した分、付き合う人の種類を変えるということです。