免疫力を、子どものころからつけておかないと、大人になってからとても苦労します。
免疫力とはいえ、健康面での免疫力ではありません。
もちろん健康面での免疫力も大切なのですが、それより「精神的な免疫力」のほうがはるかに重要なのです。
精神的な免疫力がなければ、体がいくら丈夫でも動かなくなってしまうからです。
ささいな失敗で精神的に落ち込んで、何も行動できなくなってしまうことを経験したことがありませんか。
恋愛に挫折して、次の恋へのステップが踏めなくなってしまう。
先生に叱られて落ち込んで、行動することが怖くなってしまう。
恥ずかしい目に遭うのが嫌だから、何もしない癖がつく。
人間が行動できない一番の理由は、体に障害があるとか、不自由であるとか、病気であるとかではありません。
精神的に免疫がなく、ささいなことですぐ落ち込んでしまうから、行動できなくなってしまうのです。
若い時期にしておかなければならないことの1つに、たくさんの失敗を経験して、精神的な免疫力をつけておくということです。
これは若いうちだからこそ、つけておくほうがいいのです。
若いうちならやり直しができ、立ち直りも早く、リスクが小さくてすみます。
若い時期にたくさんの失敗を経験しておくことで「失敗を失敗と感じなくなる感性」を身につけておくことです。
たくさん失敗しておくほうが「そのおかげで何かがよくなる」ことを感覚的に知っておけば、失敗することが怖くなくなります。
「失敗は成功の種」ということに早い時期に気づいておけば、暗い人生を歩むことはなくなるのです。