私がまだ10代のころ「反抗期」がありました。
自分の主張を突き通し、ほかの人の意見を聞きませんでした。
自分が中心になって世界が回っていると、勘違いをしていた時期です。
まだ何も知らない私は、親には数え切れないほどの反抗をしていました。
親が作ってくれた食事を食べない。
家族行事には参加しない。
親の言うことは聞かない。
自分が中心と思っていたため、周りの言うことに逆らっていた時期がありました。
思春期に起こる反抗期とは、自己中心的な考えと主観的な考えがあるため、周りの状況が把握できません。
世界が、自分中心で回っていると思い込んでしまうのです。
しかし、それらはすべて勘違いでした。
年を取るにつれて、自分が今ここまで成長ができたのは、たくさんの人のお世話と支えがあったことに気づきます。
10代後半からのアメリカへの留学経験が、自分一人の力では何もできないことを知るきっかけになりました。
手続きも必要です。
親からの資金援助も必要です。
お金の援助、精神的な支え、たくさんの人の協力。
自分一人で何かをしようとしても、できません。
1人で生活するためには、精神的な心の支えが必要で、親からの愛情だと気づいたのです。
自分の力のなさに気づいたとき、思い込んでいた自分中心の考え方は崩壊したのでした。
自分中心で世界が回っていると思うことは、世間を知らない若い時期に経験します。
思春期にたくさんの恥ずかしい反抗をしてきた分、私は逆にその反動があります。
今はありがたみというものが見えてくるようになりました。
まだわかっていない部分もありますが、恥ずかしい経験を若いころにしておくと、気づくきっかけがたくさん出てくるのです。