お金も仕事もない。
家庭も人間関係もぼろぼろ。
楽しいことも嬉しいことも何もない。
大きなトラブルを抱えていて、ストレスがひどい。
生き地獄のような毎日を送っていると、生きるのが嫌になる。
毎日つらいことばかりで不運の連続だと「生きていてもいいことがない」と思うことがあるかもしれません。
万策が尽きて人生に絶望することもあるでしょう。
希死念慮・自殺願望の気持ちが生じることがあるかもしれません。
ここで気づいてほしいことがあります。
「生きていてもいいことがない」と嘆く人は、大切な幸せを見落としています。
それは「おいしいものを食べることができる」という幸せです。
「生きていてもいいことがない」というのは誤解です。
生きていれば、おいしいものを食べることができます。
おいしいものを食べることも「いいこと」の1つです。
あなたには大好物があるはずです。
もし死んでしまったら、大好物を食べることができなくなります。
おいしいケーキも甘いパンケーキも一切食べることができなくなります。
誰でもおいしいものを食べれば単純に元気が出て、幸せを感じます。
あなたは以前おいしいものを食べたとき「なんておいしいのだろう。生きていてよかった!」と思ったことがあるはずです。
「生きていてもいいことがない」と言いますが大きな誤解です。
おいしいものを食べることができるのですから、生きていてもいいことはあります。
食の力を侮ってはいけません。
食欲は本能であり、3大欲求の1つですが、その限りではありません。
食欲は「幸福感の発生ツール」として考えてください。
幸いなことに、もともと私たちの中には「食欲」という幸福感の発生ツールが備わっています。
ライトのスイッチをオンにすると部屋の明かりがつくように、食欲のスイッチもオンにすれば、心に幸せの光がともります。
すでにあなたは幸せを感じるツールを持っているのですから、きちんと生かして、どんどん幸せな気持ちを生み出してください。
おいしいものを食べるだけでいいのです。
食欲を満たすだけで幸せになれるのですから、これほどシンプルなことはありません。
おいしいものを食べて食欲を満たせば、必ず心が明るくなり、幸福感で満たされます。
生きてさえいれば、おいしいものを食べるチャンスに恵まれます。
世の中には、無数の食べ物があります。
一度も食べたことのないものもたくさんあるでしょう。
世の中にあなたの想像をはるかに超えるおいしいものもあるはずです。
長生きできれば、それだけたくさんおいしいものを食べるチャンスに恵まれます。
おいしいものを食べると、自然と心が上向きになります。
「もうダメだ」から「もうちょっと頑張ってみよう」に変わります。
死ぬほどおいしいものを食べたら、死にたくなる気持ちも消えます。
おいしいものを食べられるだけで、生きる意味はあるのです。