あなたには苦手な食べ物がありますか。
おそらく「ある」と答えるでしょう。
誰でも苦手な食べ物は、1つや2つあるものです。
「昔からこれが苦手で食べられない」
味・におい・食感など、生理的に受け付けなくて食べられないものがあるでしょう。
無理に食べようとすると「おえっ」と吐き気を感じます。
「食べられないものは一生食べられない」と考えがちです。
しかし、昔から苦手だからといって、ずっと続くとは限りません。
味覚や味の感じ方は年齢によって変わります。
子どものころは食べることができなかった食べ物でも、味の好みが変わったり苦手の範囲も変わったりします。
大人になると、普通に食べられるようになるのはよくあることです。
意外とおいしく感じてしまうことも珍しくありません。
久しぶりに苦手な食べ物を食べてみましょう。
最初から「どうせ食べられないに決まっている」と決めつけるのはよくありません。
味の感じ方は、一生同じとは限りません。
以前は生理的に受け付けなかった食べ物でも、年齢を重ねていくうちに感じ方が変わることはあるものです。
「ダメでもともと」の考え方でかまいません。
前回食べてから数年が経過しているなら、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
数年もあれば、食の好みは変わります。
チャレンジの1つとして、昔から苦手というものを食べてみます。
相変わらず抵抗を感じそうですが、実際はわかりません。
嫌悪感がなくなって、普通に食べられるかもしれません。
意外とおいしく感じてしまうかもしれません。
おいしく感じないのは「思い込み」が関係していることもあります。
いったん「嫌いな食べ物」ということを忘れ、初めてのつもりで食べてみましょう。
ちょっと難しいかもしれませんが、頭の体操のつもりでやってみてください。
もし普通に食べることができればラッキーです。
普通に食べられるものが、1つ増えたことになります。
おいしく感じたなら、もっとラッキーです。
好きな食べ物が1つ増えたことになります。
食の楽しみが広がるのは幸せなことです。
嫌いな食べ物が好きな食べ物に変わるのはあり得ないことに思えますが、意外と珍しいことではありません。
「昔は嫌いだった食べ物が、いつの間にか好きな食べ物に変わった」という逆転ケースも多数存在します。
久しぶりに苦手なものを食べてみるのも、れっきとした冒険です。
新しい味覚との出会いを楽しめるでしょう。