嫌いな食べ物がたくさんあることに悩む人がいます。
嫌いな食べ物は生理的に受け付けません。
「味がダメ」
「においが苦手」
「舌触りが受け付けない」
理由はさまざまであり、一概には言えません。
無理に食べようとすると、吐き気を感じたり鳥肌が立ったりします。
一見すると、嫌いな食べ物がたくさんあることは、その人の味覚や能力に問題があると考えるかもしれません。
「嫌いな食べ物がたくさんある私は、人として欠陥があるのだろうか」と。
しかし、これは誤解です。
嫌いな食べ物がたくさんあるからといって、その人に欠陥があるわけではありません。
食の好みは、人それぞれです。
食べられるものもあれば、食べられないものもあり、それは普通のことです。
生理的に受け付けないのは、本人に非があるわけではありません。
生理的な不快感は、本人の努力で解決できるものではありません。
「食の許容範囲が狭い=恥ずかしい」と思わないことです。
悪いことでもなければ、恥ずかしがることでもありません。
仕方ないことです。
もちろん嫌いな食べ物が山ほどたくさんあっても普通です。
好きな食べ物より嫌いな食べ物のほうが多くても悪いことではありません。
そのことで自分を責めたり自信をなくしたりする必要はありません。
嫌いな食べ物が山ほどあって大いに結構です。
嫌いな食べ物がたくさんあるからといって、その人に欠陥があるわけではないので安心してください。
「そういうものだ」と思えばいいことです。
人から「どうして食べられないの?」と言われても、率直に答えればいいのです。
「苦手な味だから」「受け付けないから」という一言で済むことです。
しつこく聞いてくる人がいれば「食べられないものは食べられない」と言い返してください。
嫌いな食べ物がたくさんあるからといって落ち込まないでください。
あなたに問題があるわけではありません。
「嫌いな食べ物はたくさんあるけど、これはこれでよし」と思ってください。
嫌いな食べ物があってもよし。
嫌いな食べ物があることも、個性の1つです。
好きであることが個性なら、嫌いであることも個性です。
嫌いなままでいいので、どうか大切にしてください。
嫌いな食べ物も、あなたの特徴であり、アイデンティティーです。