仲直りをするにあたり、相手がいらいらしていれば早くに吐き出させてあげましょう。
いらいらが残っていると冷静さに欠けてしまい、しっかりした話し合いができなくなります。
言い方は悪いかもしれませんが、相手をいい意味で爆発させることも大切なのです。
聞き手のあなたにも言い分があると思いますが、とりあえずはじっと我慢して聞いているだけでかまいません。
それだけでも効果はあります。
相手が爆発し言いたいことを発散すれば、落ち着きを取り戻せます。
クレームの電話では「最も解決につながるのは、相手の話を最後まで聞くこと」といわれています。
クレームで怒って電話をかけてくる相手に、いくらこちらが正しい意見を言ったところで、冷静に聞いてもらえません。
怒りで理性や自制心が失われ、不満が爆発している状態です。
クレーム電話でのよい解決方法は、まずは相手が正しくても間違っていても、とにかく話を最後まで聞くことに尽きます。
話を聞き尽すことで、怒りを爆発し切るということです。
いくら大きな爆弾でも、爆弾が全部爆発し切ればもう爆発のしようがありません。
爆発するものがすべて爆発すれば、後はシーンと静まり返るだけです。
仲直りでも同じ状況があります。
相手がひどく怒っている状態なら、聞き手のあなたは話を聞くことに徹します。
爆弾が全部爆発し切るように、相手の話も最後まで聞きましょう。
途中で話を折らない。
反論もしない。
不満をすべて吐き出してから、ようやく本当の話し合いが初めてできるのです。