謝ることは、1つの競争だと考えておきましょう。
仲直りは、相手から「ごめんなさい」と言ってくるまでじっと待っていることではありません。
それではいつまで経っても仲直りはできません。
本当の仲直りとは、相手に言われる前に自分から先に「ごめんなさい」と積極的に謝ることです。
いつまでも自分のプライドにしがみつき動かない人は、体は大人でも大人ではありません。
精神的に子どものままの人なのです。
自分のことしか考えず、仲の悪くなった関係もそのまま。
自分が悪いにもかかわらず過ちを認めない姿勢は、長期で見ると、損します。
自分から謝れない人が、それ以後の人生もきちんとした友人ができるはずがないからです。
悪い性格のままでは、ろくに友人関係も続いていきません。
どこかでつまずき、仲が悪くなります。
そして縁が切れる、という繰り返しです。
仲直りができるようになっておくことは、友人との関係をずっと続けていくためにも必要不可欠なことです。
謝ることを1つの競争だと思うくらいでかまいません。
先に謝れる人のほうが、人間関係を上手にやっていけるのです。
「相手から謝るまで意地でも動かない」と頑固にならず、素直にさっと謝れるほうが大人なのです。