私たちは「雑用」という言葉について誤解しがちです。
辞書で雑用の意味を調べると「こまごました用事」「どうでもいいような小さな用事」などの説明があります。
たしかに私たちが「雑用」という言葉を使うとき、価値の低い仕事の意味で使われがちです。
「雑用をしている」と言っても、なかなか褒めてもらえません。
職場で雑用を担当していると「自分は価値の低い仕事をしている」と思うような感じがあります。
「雑用ばかりしている」と思うと、自分の存在価値まで低いように感じてしまう。
しかし、ここに大きな誤解があります。
そもそも世の中に、雑用なんて1つもありません。
すぐ終わったり簡単だったりするので、価値が低いように誤解しているだけです。
たとえ小さな雑用だとしても、価値のある仕事。
自分が担当している雑用を振り返ってみてください。
雑用と思う仕事であっても、実際にしなければ、全体業務が成り立たなくなるはずです。
その仕事をするおかげで、誰かが助かっています。
何かが円滑になっています。
誰かが幸せになっています。
そのことに気づけば、もはや「雑用」とは呼べないはずです。
「小さくても大切な仕事」と呼べるでしょう。
雑用に対する考え方を見直しましょう。
どうでもいい仕事ではなく、価値のある仕事だと気づくことが大切です。
雑用を任されたなら「世界一、立派に成し遂げる」という意気込みで当たることが大切です。
世の中に、雑用なんて1つもないのです。