あなたが、タクシーで誰かから見送られるときを思い出してください。
タクシーの窓を閉めたまま、お辞儀で終わらせていませんか。
一応お別れの挨拶になっていますが、十分とは言えません。
「恥ずかしい」「お辞儀で十分」「窓を開けるのが面倒」などの気持ちがあるのかもしれません。
しかし、透明の窓ガラスであっても、やはり1枚の壁です。
窓を閉めたままでは、お互いの声が聞こえにくい。
お互いの気持ちの行き交いも妨げます。
見送ってくれる人の気持ちに応えるためにも、きちんと窓を開けて挨拶しましょう。
窓を開けるかどうかで、別れ際の印象が大きく変わります。
窓を閉めたままより、窓を開けてお別れするほうが、気持ちのいい余韻が残ります。
お互いを隔てる壁がなくなるので、名残惜しい言葉や気持ちのやりとりがしやすくなる。
「ありがとうございます」「また会いましょう」という一言も、しっかり相手の心に届きます。
最後まで手を振ると、ますます感動的になるでしょう。
タクシーの窓を開けて挨拶すると、お別れの感動が2倍になるのです。