執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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しつけの合図は、統一する。

しつけの合図は、統一する。 | 犬を上手にしつける30の方法

しつけるときには、犬に言葉を発して命令をします。

トライ&エラーを繰り返しながらしつけていきますが、何度やってもうまくいかないときがあります。

原因はいろいろ考えられますが、一番の原因は飼い主にあるのかもしれません。

飼い主が犬をしつけるとき、よく犯してしまいがちな失敗があります。

しつけの合図を、その場の気分や状況に応じて変えてしまうことです。

たとえば、犬に待ってもらいたいとき、次のような命令になっていませんか。

「待て」

「待ちなさい」

「止まれ」

「じっとしていなさい」

「シッ!」

「そこでしゃがんでなさい」

飼い主が言わんとしていることは同じです。

「犬にじっとしてもらいたい」ということです。

しかし、言葉が理解できない犬には、これらの言い方をすべて別々の命令だと区別します。

犬は「飼い主が言った言葉」と「行動」を結びつけて覚えます。

「飼い主がこの言葉を言ったときには、こうすればいい」と記憶しています。

その命令する言葉がばらばらならどうでしょうか。

飼い主の命令の言葉がばらばらになると、犬はどうしていいのかわからなくて混乱します。

うまく言うことを聞かなくて当然です。

どんな合図かは、特に何でもかまいません。

立ち止まってほしいときは「待て」という合図でもかまいませんし「止まれ」という合図でもかまいません。

静かにしてほしいときは「静かに」という合図でもかまいませんし「シッ」という合図でもかまいません。

やめさせるときは「ダメ」という合図でもかまいませんし「いけません」という合図でもかまいません。

命令は何でもいいですから、一度しつける命令は「統一させること」が大切です。

一度決めれば、特別な理由がないかぎり、変更しないようにしましょう。

犬を上手にしつける方法(3)
  • しつけの合図は統一する。
家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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