犬をしつける基本は「命令を統一させること」です。
犬に立ち止まってほしいときに「待て」や「ストップ」と言葉が混在するのは、よくありません。
言葉のわかる人間にはどちらも同じ意味だとわかりますが、犬には別々の意味と思い、混乱してしまうからです。
命令する言葉は何でもOKです。
ただし、これと決めたら変更せずに「待て」にするのか「ストップ」のにするのか「止まれ」にするのか、統一させることです。
しかし、思わぬところで、命令がばらばらになってしまうことがあります。
よくありがちなのは、家族のメンバーそれぞれが口にする命令に違いが出てしまうことです。
父は「待て」という一方、母は「ストップ」と言ったり、長男は「待ちなさい」といったりなど、いつの間にかばらばらになります。
同様に犬も混乱してしまいます。
犬をきちんとしつけるなら「この言葉を使う」というルールを、あらかじめ家族内で統一させておくことです。
家族の中で、意識を合わせておく必要があるのです。