執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。

おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。 | 犬を上手にしつける30の方法

私は何匹も犬を飼ったことがありますが、子犬のころはたいていおとなしいです。

おとなしくて、警戒心が小さく、人懐こい。

ときどき「わんわん」と吠えることはありますが、それでもまれです。

おおむね子犬は人懐こく、他人に吠えることもあまりありません。

「よかった。手のかからないおとなしい犬に育ちそうだ」

ほっと胸をなで下ろします。

しかし、そう思うのも、つかの間です。

生後6カ月くらいを過ぎたくらいからでしょうか。

急に吠え始めるようになります。

吠えるとはいえ、本格的な吠え方です。

性格が変わったかのように、けたたましい声で、本気で吠え始めます。

子犬のころはおとなしくて人懐こかったのに、成長してから見知らぬ人に対して、手当たり次第に吠えるようになる。

「本気で飛びかかるのではないか」と飼い主が心配するくらい、激しく吠えます。

「子どものころはあんなにおとなしかったのに、なぜ急に?」

心配はいりません。

実は、これが正常な成長です。

子犬のころおとなしかったのは、未熟であるゆえに警戒する気持ちもきちんと育っていなかっただけです。

人懐こくておとなしいのではなく、単に警戒をしていなかっただけです。

しかし、生後6カ月を過ぎ、それなりに成長した結果、警戒心を持ち始めます。

そのため、以前は吠えることのなかった見知らぬ人や車に対して、一転して吠え始めるようになります。

飼い主としては困惑するところですが、きちんと成長しているサインです。

もちろんあまりにうるさく吠えるのは問題ですが、飼い主としてはひとまず、犬らしく育っていることに安心してかまいません。

犬を上手にしつける方法(9)
  • 生後6カ月あたりから、急に吠え始める犬に、喜ぶ。
犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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