人間関係では、素直さは重要なポイントになります。
人から言われたことを聞き流すか、素直に受け入れるかで、その人の成長に大きな差ができます。
もちろんコミュニケーションでも、素直さは大切です。
話をしていると「すごいですね」「大したものですね」と褒められることがあります。
そうしたとき、控えめになって謙遜をする人がいます。
「いいえ、そんなことないですよ」
「私なんて、大したことありません」
本人は謙虚になり、よいことだと思っていますが、これは謙虚どころではなく横柄になっているということです。
素直になっていないということです。
日本人は謙遜や謙虚に美意識を持っており、そうすることがよいことだと思っています。
しかし、考えてみましょう。
せっかく自分が褒められたにもかかわらず、それを否定することは、自分を生んでくれた父親や母親も否定することになるのです。
素晴らしい彫刻の作品を「大したことないですよ」と否定してしまえば、作った人も否定したことになる事実と同じ話です。
あなたが自分を否定すれば、生んでくれた両親を否定することになります。
同時に、両親を生んでくれた地球や宇宙も、否定することになるのです。
自分を否定することになれば、そんな自分を生んでくれた「以前の存在すべて」を否定することになってしまうのです。
まずは、自分の素晴らしさを認めることです。
褒められたときには「ありがとうございます」と答えることが、最も謙虚で素直な答え方なのです。
素晴らしい自分を認め、自分を生んでくれた両親に感謝をすることであり、日本や地球や宇宙を認め、感謝することになるからです。