「ありえない」という一言が口癖になっている人がいます。
「絶対ありえない」
「それはありえないね」
本人は軽い気持ちで口にしているのでしょう。
もちろん本当に可能性がゼロのときであれば、まだいいのです。
死んだ人が生き返るのは、普通に考えてありえないことでしょう。
タイムマシンで過去や未来に行くことも、現時点の技術ではありえないことです。
可能性がゼロでないとしても、限りなくゼロに等しいと思うことなら「ありえない」と言うのも納得です。
日常にはありえないという発言どおりの場面もあります。
だからといって、日頃から軽い気持ちで口にしているなら注意が必要です。
口癖になっている人は、可能性が少し低い程度で口にします。
ことあるごとに「ありえない」と言って、相手の発言を一蹴します。
言われた側の気持ちを想像してみてください。
「ありえない」は完全否定の言葉です。
「あなたの言っていることは100パーセント間違っています」と言っているのと同じこと。
完全否定をされて嬉しい人はいません。
気分的に良い言葉ではないため、ほとんどの人がむっとして、心証を害するはずです。
日頃から軽い気持ちで「ありえない」を連呼していると、思わぬ不快感を与えかねません。
「あの人は何だか感じが悪い」
「あの人に話しかけても、すぐ否定されてしまう」
話しかけられなくなったり、大切な情報が回ってこなかったりすることが増え、思わぬ不利益を被ることになるでしょう。
対人関係にひびを入れることになり、いつの間にか周りに大勢の敵を作ることになります。
特にビジネスの場で「ありえない」を連呼していると、職場の人間関係にひびを入れることになるのは間違いありません。
目上の人に向かって「それはありえません!」と否定しようものなら、ひんしゅくを買うのは間違いありません。
遅かれ早かれ干されてしまい、出世の道も閉ざされてしまうでしょう
「ありえない」が口癖の人は、今すぐ改めることをおすすめします。