たまにはつらいことや悲しいこともあったほうがいいのです。
つらいことや悲しいことが1つもなく、嬉しいことや楽しいことばかりだと、どうなるでしょうか。
最高に幸せな人生を送れそうな気がしますが、現実は違います。
人間は慣れる生き物です。
嬉しいことや楽しいことにも、同じことが繰り返されると、だんだん普通になってきます。
感情が高ぶることが減っていき、最初にあった感動も薄れていく一方。
緊張感が失われ、飽きがエスカレートしていき、当たり前の感覚が麻痺してきます。
いつしか平和ぼけを起こしてしまい、人生が退屈に感じてくるのです。
ここで必要になるのが、つらいことや悲しいことです。
つらいことや悲しいことがあるおかげで、びしっと気合が入り、目が覚めます。
嬉しいことや楽しいことがあったとき、その素晴らしさがよく感じられます。
嬉しさや楽しさがひしひし心に染みる。
そしてその幸せを、しっかり噛み締めることができるようになります。
つらいことや悲しいことは、人生のスパイスです。
ゼロにするのではありません。
ときどきあったほうがいいのです。
つらいことや悲しいことがあれば「神様からの試練」として受け入れてください。
あなたが平和ぼけをしないために、神様があなたにときどき試練を与えます。
ストレスがあってちょっと大変かもしれませんが、人生のスパイスとしてありがたく受け入れましょう。
困難を受け入れると、乗り越えやすくなります。
つらいことや悲しいことがあるおかげで、嬉しいことや楽しいことがあっとき、心の奥まで染みるのです。